音声が正しく聞こえても、手に取った現物が正しいとは限りません。だから、声の便利さをQRの客観性で支えました。

01 / EVOLUTION

番号を貼る照合から、
QRで結ぶ照合へ。

初期には、依頼書へ割り振ったID番号と同じ番号のラベルを検体へ貼り、それが正しいかを確認していました。 その後、提出される試験管へユニークなQRコード付きラベルを貼る方式へ変わりました。

AS/400へ検査依頼を入力すると、必要な試験管を含む依頼情報が画面に表示されます。 作業者は、その依頼に該当する試験管を選び、過不足を確かめながら並べていきます。

02 / THE TUBE QR

QRは、試験管の種類も知っている。

試験管のQRコードには、個体を識別する情報だけでなく、試験管の種類情報も持たせました。 バーコードリーダーで読み取れば、いま画面に表示している依頼で必要な試験管かどうかを、システム側でも確認できます。

OBJECTIVE CHECK目で見た「たぶん合っている」を、QRで「この試験管だ」と確認する。

03 / CONNECT

依頼情報と現物を、
一本の流れにする。

読み取ったQRを、AS/400へ入力された依頼情報と紐付ける。そして対応するID番号をレーザーで試験管へ印字する。 依頼書、画面上の情報、手元の試験管を、途中で切れない一つの流れとして扱いました。

ORDERAS/400の依頼情報検査項目と必要な試験管を表示。
VERIFY試験管QRを読取個体と試験管種類を確認。
IDENTIFYIDをレーザー印字依頼と現物を確実に結ぶ。

04 / LAYERS OF SAFETY

声で進め、
QRで事実を確かめる。

音声は、画面から目を離しても作業を進められる便利なインターフェースです。しかし、安全を音声だけへ預けたわけではありません。 現物の情報はQRで確認し、AS/400の業務ロジックと照合する。それぞれが得意な役割を担当します。

便利な入力方法と、
確実な確認方法は別に持つ。

一つの技術を信じ切るのではなく、複数の確認を重ねて安全を作りました。
WRITTEN BY太城 義雄(たき よしお)

IBM i / AS/400を愛するSE

CHAPTER 02 · EPISODE 05 / 09

第二章・全9話+番外編の目次へ