僕が愛しているAS/400の世界を、インターネット越しに試せる場所がある。公開サーバーのPUB400だ。IBM iでプログラムを書いたり、SQLでデータを扱う練習をしたりできる。[1]

一昨年ごろに使ったときは、英語の環境だったと覚えている。

メッセージは簡単な英文だから読めないわけではないけれど、日本語ネイティブの僕には、日本語なら体感で認識速度が英語の10倍(笑)。それならプログラミングも1.2倍くらい速くなる……かもしれない。

ところが先日、PUB400でIBM i(AS/400)にサインオンしてみると、僕の環境の「ライブラリーリスト」の先頭に、日本語用のライブラリーが来ていることに気づいた。

その名前が、QSYS2962。

いきなりこれだけ書くと、何かの暗号である(笑)。

IBM iのライブラリーは、プログラムなどを収める入れ物だ。ライブラリーリストは、それらをどの順番で探すかを決める一覧。単に名前を並べているだけではない。[2]

そしてQSYS2962は、日本語の画面やメッセージなどに使う追加言語ライブラリーの名前である。末尾の2962は、日本語の言語コードだ。[3][4]

つまり、その名前が先頭にあることには意味がある。日本語の表示に使うものを、先に参照できる配置になっているのである。[3]

名前も、その順番も、僕にはうれしい発見だった。

普段から使っている人には、小さなことかもしれない。でも、以前の環境を覚えている僕には、試す場所が少し身近になったように感じられた。

ここなら、込み入ったSQLの実験もできそうだ。

SQLは、データベースから情報を取り出したり、更新したりするための言葉。短く書ける処理もあれば、条件を重ねて長くなるものもある。

僕は仕事で、千行を超えるSQLスクリプトも扱ってきた。怖すぎて「お化けSQL」と呼びたくなるようなものだ(笑)。

そんな処理を考えるときも、練習用の小さなデータで仕組みを試せる場所があると、話が具体的になる。

日本語の入口を見つけたら、次に考えていたのはSQLの実験だった。

ただ、日本語で表示できても、込み入った処理が勝手にほどけるわけではない。

日本語用の入口は見つかった。
その先で頭を使うのは、やっぱり僕である(笑)。

本人が見た環境についての一話です。PUB400全体の設定変更時期や、全画面の日本語化を報告するものではありません。

参考資料

[1] PUB400公式案内
[2] IBM:ライブラリーリストを使う機能
[3] IBM:主言語と追加言語の利用/追加言語ライブラリーの命名と配置(CL概説PDF)
[4] IBM:日本語・機能2962

外部資料確認日:2026年10月12日。

WRITTEN BY 太城 義雄(たき よしお)

IBM i / AS/400を愛するSE