カードに開始日や終了日を書けばよさそうに見えたが、誰がいつ何枚配るのかという新たな運用負荷が発生し、人手方式の限界が再確認された回。

では、前回の続きです。
「AS/400にトランプのようなカードを持たせればいい」
そう考えた時、まず思いついたのは、カードに必要な情報を書いておくことでした。

例えば、
・割振り日
・使用可能開始日
・使用可能終了日
をカードに記入して、本人に渡しておく。

そうすれば、本人も
「この休暇は、そろそろ取らないと失効するな」
と判断できます。

ここまでは、なかなか良さそうに思えました。
でも、すぐに次の問題にぶつかります。
……そのカード、誰が作るのか。

例えば有給休暇は、入社半年後に10日、その後は勤続年数に応じて付与日数が変わります。
となると、有給休暇カードを作るには、
「この人の入社日はいつか」
「今月は付与月なのか」
「今回は何枚渡すのか」
を調べて判断しなければなりません。

私も部下を持っていましたが、正直、部下一人ひとりの入社日を全部覚えていたわけではありません(笑)

つまり、カード方式を人手でやろうとすると、
結局また、
入社日を調べて、
付与日を計算して、
枚数を決めて、
管理する

という作業が発生してしまいます。

やってやれないことはない。
でも、手元にAS/400という“電卓どころではない道具”があるのに、結局ノート管理に戻る。
今振り返ると、ちょっと笑ってしまいます。

本当に必要だったのは、
「カードを持たせること」ではなく、
「カードを自動で正しく作り、管理できる仕組み」だったのです。

WRITTEN BY太城 義雄(たき よしお)

IBM i / AS/400を愛するSE

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