人手ではなく、AS/400の中に休暇クーポンを表す仮想カードDB「HOLCOUP」を作る発想に至り、半日単位まで表現できる設計にした回。

【本編です(笑)】

前回は、休暇管理用のカードについて、
「誰に、どの休暇を、いつ割り振り、その有効期限をいつからいつまでにするのか」
を人手で決めるのは大変だ、という話で終わりました。

もちろん、
「これは大変だから部下にやらせよう」
などとは露ほどにも思いませんでした。

昔、部下の残業時間をExcelに入力して合計を出すのに、なぜか横で電卓をたたいている管理者を見て、思わずこけそうになったことがあります(笑)

休暇カードの管理までそんなことになったら、今度は他の人をこけさせてしまう。

そこで使ったのが、私の得意技、
「現実世界とデジタル世界を結びつける」発想でした。

つまり、

AS/400の中に
「休暇管理カードそのものを表すデータベース」
を作ってしまえばいい。

勤怠システムは、そのカードに相当するレコードを
追加したり、使用日を設定したり、必要に応じて失効させたりすればよい。

そう考えて、私は“仮想カード”を作ることにしました。

そのデータベース名は
HOLCOUP

HOL は Holiday
COUP は Coupon

休暇を管理するクーポン、という意味です。

持たせた情報は、次の8項目でした。

  • 職員コード
  • 休暇コード
  • 割振り日
  • 有効期間開始日
  • 有効期間終了日
  • 使用日
  • 使用日区分(空白=1日 / 1=前半日 / 2=後半日)
  • 割振り根拠日

そして、当時は半日単位の休暇取得が可能だったため、
1レコードは「半日分の権利」を表すようにしました。

つまり、有給休暇を20日持っている人は、
未使用のクーポンレコードを40件持っている、という考え方です。

こうしてみると、
「なーんだ、そんなことか」
と思われるかもしれません。

でも当時の私には、
現実の休暇管理をAS/400の中に落とし込むための、
かなり本質的な一歩でした。

WRITTEN BY太城 義雄(たき よしお)

IBM i / AS/400を愛するSE

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